笹口流の光を強奪!?東京で目撃した「究極の肌質感」

プロローグ:福岡から来た男、赤坂見附駅に降り立つ。

福岡。美味しいとんこつラーメンと元気な人々にあふれる、あの素晴らしい街。 その街を拠点に活動する一人のフォトグラファー、赤木友厚。 私の名は、赤木友厚。 2026年1月24日、東京。赤坂見附駅のホームに、

なぜ、態々(わざわざ)東京まで? 答えは簡単です。 そこに、我々が目指すべき『至高の光』があるという噂を聞きつけたからです。 それは、『写真家 笹口悦民セミナー』という名の、あまりに濃密で、混沌とした、しかし確固たるロジックに貫かれた聖戦(セミナー)であった。 (注:福岡の皆様、東京への道程は決して遠くありません。飛行機で一跳び、そこはもう新世界です。)

このセミナーがどれほど「ヤバい」ものであったか、そしてなぜ福岡の皆様にも東京まで足を運んでいただきたいのか、私がその目で見て、感じたすべてをここに記録したいと思います。

写真家・笹口悦民(Yoshihito Sasaguchi)氏 プロフィール

1970年北海道生まれ。1995年の独立以来、30年以上にわたり『VOGUE』『ELLE』『Harper’s BAZAAR』などのラグジュアリーファッションやビューティー写真の第一線で活躍し続けるトップフォトグラファー。

ドラマティックなライティングと表現力で各界から強い支持を受け、日本BtoB広告賞や講談社広告賞など数々の賞を受賞。さらに『攻殻機動隊ARISE』のショートフィルム監督を務めるなど、映像分野でも手腕を発揮されています。 最近では、プロ用現像ソフト『Capture One』の日本初セミナーでプレゼンターに抜擢され、なんと140名近くを動員!

オフシャルサイトから引用


第1章(10:30 AM):座学 〜アンセル・アダムスとデジタル・ヒストグラムの奇妙な共演〜

羽だ空港から港区赤坂見附にある「ビブロス赤坂」へと向かう。 セミナー会場は、すでに熱気で満ちていた。 フォトグラファー、レタッチャー、学生…様々なバックグラウンドを持つ参加者が、笹口氏の登場を今か今かと待ち構えている。

2025年1月24日に開催された「写真家 笹口悦民セミナー」の、モデルの女性の顔が淡く描かれた案内状。
すべてはここから始まった。2026年の東京。その日、私は『光』の正体を知ることになる。

2025年1月24日に開催された「写真家 笹口悦民セミナー」の、モデルの女性の顔が淡く描かれた案内状。 キャプション: すべてはここから始まった。プロの技を学ぶ一日の幕開けです。(日付が2025年になっていますが、これは未来への招待状…ではなく、タイムスリップはしていません、たぶん。)

笹口氏が登壇。第一部、座学のスタートである。 笹口氏が最初に口にしたのは、意外な人物の名前であった。 「アンセル・アダムス」。 風景写真の神様のような存在。それがビューティーフォトに? はい、そこに、光を捉えるための、あまりに緻密で論理的な「設計図」があったのである。

笹口氏は、アンセル・アダムスの『ゾーンシステム』をデジタルのヒストグラムを用いて解説した。

セミナー会場のプロジェクター画面。左右に女性のポートレートと比較用ヒストグラムが表示されている。
「正しいカラーバランス」と「色かぶりしている」の比較。ヒストグラムの波形が、光の真実を物語る。

「どの露出が綺麗にプリントできるか」。 プロ撮影のセッティングが緻密で繊細であることは、なんとなく知っていました。でも、笹口氏の解説は、それを「なんとなく」ではなく、「ロジック」で証明するものであった。 ヒストグラムの波形が、光の真実を語り始めた瞬間であった。私は、自分のこれまでの撮影が、いかに感覚に頼りすぎていたかを、痛感させられました。

アマチュアとプロの違い。それは、光を「捉える」のではなく、「設計する」ことにある。その違いを、私は肌で感じました。 (このレベルの解説、福岡ではなかなか聞けませんよ。これだけで、東京へ来た価値があります。)


第2章(11:30 AM):Photoshopという名の魔法と、専門家たちの狂演(シンフォニー)

座学でロジックを学んだ後は、いよいよ実践。Photoshopという名の魔法を使い、現像とレタッチのデモンストレーションである。ここからは、圧巻の魔法(レタッチ)と、緻密な狂演(現場)が始まります。

魔法のレシピ、惜しげもなく公開

笹口氏自らが、Photoshopを操作し、レタッチの過程を公開します。 (これ、本当に魔法ですよ。だって、画面の中で、どんどん『至高の一枚』が形作られていくのですから。)

セミナー会場で、プロジェクターに表示されたPhotoshopのインターフェース画面。左側に小さな画像プレビュー、右側に多数のツールパネル。
Photoshopのインターフェース画面。ここから、笹口氏の魔法が始まる。
Photoshopの情報パネルのクローズアップ。RGBやCMYKの値、ファイルサイズなどが詳細に表示されている。
『情報』という名の聖域。RGBの値、それは光の数字。]

「情報」という名の聖域。RGBの値、212/212、185/185、174/167という数字が、執拗に迫ってくる。この数字を、あなたは『光』と呼ぶ勇気があるか。 私は、この数字の海に溺れそうになりながらも、笹口氏の、光への執念を、確かに感じました。

「自分のカメラでお試し撮影ができる」ということは、その再現性が高いということ。笹口氏は、Photoshopでの調整を、参加者が自分のカメラで撮影したデータにそのまま応用できるように解説してくれました。 (これ、明日から福岡で使えるテクニックですよ! 即再現確定ですよね?)


第3章(13:00 PM):午後のスタジオワーク 〜光の建築士と、専門家たちの狂演(シンフォニー)〜

午後は第二部、実際のスタジオワークです。午前中の座学とレタッチで得た知識を、実際のライティングでどのように実現するのか。コスメティックス広告のようなクオリティを実現する、ビューティーフォトの実演が行われました。

光の建築:緻密な機材セッティング

スタジオに入ると、そこは、まさに「光の建築現場」でした。

大きな黒いアンブレラに白いディフューザーを装着し、ライティングを微調整するスタッフと、それを見守る笹口悦民氏。
大きな黒いアンブレラに白いディフューザーを装着し、ライティングを微調整するスタッフと、それを見守る笹口悦民氏。
スタジオ全体を俯瞰したショット。大きなカポック(V字の板)を組み合わせて光の回り方を緻密に計算している様子。
モデルの顔を照らす大きなオクタボックス(照明機材)の近接ショット。
驚いたのは、そのセッティングの緻密さです。カポックで光の逃げ道を塞ぎ、大型のジェネレーター(Pro-7s)で安定した光を供給する。まさに「光の建築」を目の当たりにしているようでした。
「Pro-7s 3000」と書かれたプロフォト製の大型ジェネレーター(電源部)。
「Pro-7s 3000」と書かれたプロフォト製の大型ジェネレーター(電源部)。

「プロ撮影のセッティングが緻密で繊細」。 アマチュアとの違いを実感できる、あまりに贅沢な時間でした。カポックで光の逃げ道を塞ぎ、大型のジェネレーター(Pro-7s)で安定した光を供給する。 (ええ、カポックの隙間から、赤いリップが印象的なモデルを撮影する笹口氏の背後からのショット、ありますよ。それは後ほど。)

専門家たちの狂演(シンフォニー)

撮影には、笹口氏だけでなく、ヘアメイク、スタイリスト、フォトグラファー、そしてレタッチャーが一堂に会し、それぞれの専門知識を掛け合わせて、至高の一枚を作り上げていきます。

薄暗いスタジオで、革ジャン姿の笹口氏が、様々な照明機材(アンブレラ、ソフトボックスなど)を調整している。
光の建築士、笹口氏。機材の一つ一つが、光を形作るレンガとなる。
暗いスタジオで、モデル(女性)がポーズを取り、複数のスタッフが機材を調整している。
光の建築は、暗闇から始まる。専門家たちの、息づかいが聞こえる。

そして、各専門家の集い。 彼らが一堂に会し、細かな微調整を経て、『志至の一枚』を作り上げる。 (福岡の我々にも必要な『共演』ですよ。高評価、間違いないですよね?)

「モデルさんへの配慮が行き届いている」。 プロとは、技術だけでなく、心もプロなのです。撮影の合間に、笹口氏やスタッフがモデルさんに声をかけ、リラックスした雰囲気を作り上げている様子が、とても印象的でした。最高の表情は、最高の雰囲気から生まれる。そのことも、私は学びました。


第4章:撮影開始 〜一瞬の静寂と、シャッター音という名の咆哮〜

機材のセッティングが整い、いよいよ撮影が始まります。スタジオの空気が、一気に張り詰めます。

暗いスタジオで、撮影スタッフがモデル(女性)のポーズを調整し、別のスタッフが撮影の準備をしている。
至高の一枚への、最後のピース。モデルの髪の毛一筋にまで、魂を込める。

わずかな隙間から狙い撃つ。その一瞬の、静寂と熱気。


第5章:画像確認と笹口氏の解説 〜Capture Oneの活用〜

撮影されたデータは、即座にノートPCへと送られます。

薄暗いスタジオで、ノートPC(MacBook Pro)の画面にCapture Oneのインターフェースが表示され、モデル(女性)のポートレートがプレビューされている。]
Capture Oneの画面。ここに、光の真実が、そして専門家たちの狂演が、集約される。
プロジェクターで大きく映し出された、撮影直後のプレビュー画面。肌の質感やキャッチライトを比較・確認している
撮影されたデータは即座にCapture Oneで確認。モニター越しに見える「輝くような肌」の質感に、会場からは感嘆の声が漏れていました。

そして、プロジェクターで大きく映し出されたプレビュー画面。肌の質感やキャッチライトを比較・確認している。

笹口氏は、撮影されたばかりのデータを元に、ライティングや露出の微調整、そして、明日から参加者が自分のカメラで再現するためのポイントを、丁寧に解説してくれました。 (この解説のわかりやすさ、理解が深まります)

至高の一枚:セッションの結晶

そして、ついに完成した、至高の一枚。

完璧なライティングで撮影された女性モデルのポートレート。毛穴や肌の質感が自然かつ美しく描写されている。
これが、緻密な計算とプロの連携が生み出した「至高の一枚」です。光の回し方ひとつで、肌はここまで輝きます
これが、緻密な計算とプロの連携が生み出した「至高の一枚」です。光の回し方ひとつで、肌はここまで輝きます
これが、緻密な計算とプロの連携が生み出した「至高の一枚」です。光の回し方ひとつで、肌はここまで輝きます

くどいようですが、この二枚は私のカメラで撮らさせて頂きました。赤木は口をぽかんと開けてシャッター押しただけです。


第6章:後日 〜博多の孤独な聖戦(一人セミナー)〜

セミナーは無事に終了。私は、福岡への帰途につきました。新幹線の中で、私の頭の中は、セミナーで得た知識と、そして『光』への渇望でいっぱいでした。 (ええ、東京の街並み観光の未練もありましたが)

福岡に降り立った私を待っていたのは、冷たい空気と、変わらぬとんこつラーメンの匂い、そして終わりのない『光』への渇望でした。 (タイムスリップはしていませんが、私の魂は2025年の東京に置き忘れてきたのかもしれません、たぶん。)

私は独り、復習セミナーを開催したのです。

福岡に戻った赤木が、自宅スタジオで自分のカメラを構えている。笹口氏のセミナーで学んだ『至高の光』を、自分の機材で再現しようとする真剣な眼差し。
福岡、スタジオ。笹口氏の魔法を、私は自分のカメラで再現する。その一瞬は、孤独な復習セミナー。

キャプション: 福岡に戻り、学んだ技術をレンタルスタジオで再現。モデルのほのぴさんを迎え、まさに「至高の一枚」への挑戦です。

博多。スタジオ。α7 IV。85mm F1.8。 それは、孤独な復習という名の、聖戦(一人セミナー)であった。 案内状のモデルも(ええ、未定のままですが)、スタッフも(ええ、私独りですが)、Photoshopの情報パネルも(ええ、私のRGBの値ですが)、すべてが私の支配下にありました。


エピローグ:福岡から東京へ、そして明日へ

東京のセミナーへ行くことは、単なる見学ではなく、自分の技術を根本から「再構築」する体験です。 各専門家が集い、細かな微調整を経て作り上げられる『志至の一枚』。その魔法を、私は福岡の地にち帰りました。

福岡のフォトグラファー仲間のみなさん、飛行機でたったの2時間弱。そこには、明日からの写真を変える「光の設計図」が待っていますよ! 最高の一枚を追い求める旅、一緒に出かけましょう!

フォトグラファー 赤木友厚としての挑戦は、これからも続きます。 いつか、福岡でも笹口氏の『至高の光』を、直接、感じられる日が来ることを願って。

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この記事を書いた人

赤木 友厚のアバター 赤木 友厚 経営者・フォトグラファー

福岡県出身。フォトシア株式会社 代表取締役。旅行業界で培ったグローバルな視点と、WEB制作のスキルを活かし、2010年に独立。2022年に法人化。

【コンセプト】
社名「フォトシア」は、写真(Photo)と記録(Dossier)を融合させた造語です。単なる記念撮影に留まらず、個人のアイデンティティを深く刻み込む「記録としての写真」を追求しています。

【実績・受賞歴】

九州PMD GOLD 受賞

西日本最大級FPF 受賞

WEB制作・情報整理の知見を活かしたビジュアルブランディング

【使用機材】

Sony α7RV(高画素静止画)

Sony FX3(シネマティック動画)

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